2011年08月28日
サンゴ飼育その12

色々魚やサンゴを飼ってきましたが、生体によっては大変気難しい魚やサンゴがいます。
この写真の中央に映っているシマシマの魚はニシキヤッコというヤッコダイで大きさが15センチぐらいになるのですがヤッコダイの仲間でも飼育が大変難しい種類です。なにが難しいかといえば ①水の有害物質の耐性がない。②餌は海洋では海綿などをたべているので人間の餌になれるまで時間がかかる③病気にも余り強くないというようなことです。とくに餌をたべさすまでこのヤッコダイは3週間与える餌に見向きもせず拒絶していました。そのうちサンゴをついばんで食べている行動を発見したのでアサリの生身を与えるとよろこんでたべましたのでここからだんだんと人工餌に移行してやっとなんでも食べるようになったのです。そのような苦悩を乗り越えて飼育魚が人間に慣れると本当にかわいいものなのです。多くの魚は薬で麻痺させたところを網で捕らえその後薬の効果がなくなるまで現地でトリートメントされるのですが薬害の副作用でまいってしまう魚も多く、このニシキヤッコもその例外ではないようです。
Posted by ヨシヒロ at 17:35│Comments(0)